棟方志功 流離抄板画巻

棟方志功「天狗の柵」30.6×26.5cm
昭和28(1953)年

棟方志功「獅子窟の柵」30.6×26.5cm
昭和28(1953)年

 

《流離抄板画巻》は歌人・吉井勇の歌集『流離抄』を題材にした作品です。吉井勇は昭和20年2月に戦火を避けて富山県八尾町に疎開しました。その時に詠んだ歌が『流離抄』に収められています。吉井勇は『流離抄』から24首、棟方を歌ったものなど旧作を10首選び、このうちから棟方が和歌の三十一文字にちなんで31首を選んで板画にしました。これらの歌は、同じころに同県福光に疎開していた棟方の心とふれあうものがあったらしく、棟方はこれらの歌を大声でうたいながら板を彫ったといいます。

当画廊では、この作品を販売しております。お気軽にお問合せください。

棟方志功についてはこちら

関連記事

  1. 棟方志功 阿童女の柵

  2. 棟方志功紹介

  3. 棟方志功と弁財天

  4. 棟方志功 鍾溪頌

  5. 棟方志功「夜訪の柵」

    棟方志功 善知鳥板画巻

  6. 棟方志功 二菩薩釈迦十大弟子